介護ブログ【別れの季節は突然に・・・。】
皆様こんばんは!!
millionchallengerです!!
連日新型コロナウイルスの報道と、自粛の呼びかけで全人類のストレスが
キャパオーバーな世の中ですね。
私が働く施設でも、冬の厳しさが始まってまいりました。
冬の寒い時期は容態の急変が多いって本当!?
この見出し、老人ホームで働く人には共感が得られるのでは無いでしょうか?
私の施設で実際に数えてみたのですが、令和2年4月~11月までの救急搬送件数と、
令和2年11月~令和3年一月現在までの救急搬送件数に大きな違いがありました。
まずは温かい時期について、救急搬送は1件でした。
持病に慢性の心疾患を持つ方の急変でした。
そして、寒い時期=現在までの件数はなんと!!7件でした。
例年同じような割合で違いがあるので、やはり高齢者の心身には【寒さ】というのは
大敵のようですね。
つい先日も、搬送ではありませんが入院中の男性入居者が入院先の病院で永眠されました。
今週の土曜日に葬儀なので、私も介護主任として大変お世話になった方でしたし見送ろうと思います。
寒さが関係するのか?それとも別れの季節が寒い時期を示唆するのか?
どうなんでしょうかね?
もちろん医学的に【寒さ】というのが、病の進行を早めたりすることもあるとは思います。
ですが、私が感じるのは、【寒さ=ゴール(終着駅)】という印象があるんです。
終点って表現にはいつも夜のような印象があるんですよね。私だけですかね?(笑)
なんか、温かい途中駅を楽しんで、夜に近づくと終点が見えるようなそんなイメージです。
人の死=悲しいというイメージを持ったうえで、【別れ】を意識しているのですが、
もう何人利用者様を見送ったか分かりません。
それも、いつも予期せぬ突然なんですよね。
容態が悪化してそろそろかな?って思い、心の準備をしていても、やはりどこか頭の集中が
少し切れかかった不意に訪れる別れ。
何人と経験を重ねてきても、慣れなくてうつむく気持ちです。
安らかな死に顔って本当にあるの??
生前、持病に苦しんでいた利用者様が無くなられた際に、その苦しみから解放されたように
ホッとした表情をされているのは何度も覚えがあります。
生前の関りや記憶があるから【安らかさ】に気付けるんだと私は思います。
何か、気の抜けたような本当にただ何もなく寝ているような表情ですね。
一生懸命苦しい病気に抗い、最後は苦しみから解き放たれて穏やかで安らかな表情になる。
語弊のある表現ですが、病気に勝とうという事ではなく、【死】を受け入れて逝こうとしている
ように見えるのです。