【介護ブログ】 介護ロボット導入は職員の負担軽減になるのか??
皆さまこんにちは(^^♪
millionchallengerです!!
コロナウイルスも以前に増して存在感を強め、人々の生活に大きな影響を
及ぼしています。
そんななか、介護ニュースを閲覧している際に見つけた記事を
ピックアップして、本日は語りたいと思います。
介護ロボットとは何のこと??
最近よく聞きます。【介護のAI化】について。
介護という仕事にも、対象となる利用者を識別し、必要な補助を行ってくれるような
【介護ロボ】が今後活躍するのでは??とも言われています。
介護ロボで実際にどういった補助を頼めるのか??
・見守り支援(センサー)
このセンサーがあれば、立ち上がりが不安定な方が職員や補助なしにベッドから立ち上がろうとした時などに、
知らせてくれるような仕組みになります。
転倒防止などのリスク軽減ですね。
また、徘徊防止として使われるセンサーもあります。
・移乗介助(装着型)
このロボットは、パワースーツのようなもので、介助者が装着して楽に移乗介助が行えるようになるものや、
要介助者の背面に敷いてベッド上で横にスライドさせ、ベッドからリクライニング車いすへ移乗
が楽なるものがあります。
・コミュニケーションロボット
これは、レクリエーションを介助者に変わって行ってくれるロボットです。
歌や簡単な体操がプログラムされており、利用者様の前で司会進行をしていきます。
他には、部屋の温度を感知して「エアコンを付けませんか?」と声を掛けたり、
ベッドに座っている状態が長く続くと「外に行きませんか?」などの声掛けをメインとするロボットもあります。
介護ロボットの価格相場はどれくらい?
見て頂いた感じの価格帯となっています。
記事の冒頭に貼っているニュースサイトでもあるように、このロボットを導入している施設は
ほとんど無いんです。この価格に対する効果を予想すると、どこの老人ホームも
首を傾げるのではないでしょうか?
なぜ導入されない介護ロボット??
まず、導入はマチマチだと思いますが、見守り支援なんかは私の施設にもあり、
活用をしています。
仲の良い法人さんの施設では、装着型の移乗介助スーツや、スライドボードの導入もされている
ところはあるんです。
一番声を大にして言いたいのは、こういったロボットがあるから【人員配置基準の緩和】に繋がる
ということは間違いだということです。
いくら性能の良いロボットがあっても、今の現代では人間の方が予想の上をいってしまいます。
こういったロボットがあるから「日中の職員数を減らして良いね」とか、「夜勤は一人で良いか」
とはならないんですよね。
原因不明の誤作動が無いわけでは無いし、イレギュラーが多いから施設に入所されてるんですよ。
様々起こる体の不調に対して、介護のプロが歴戦の引き出しを駆使して対応に当たっています。
予定を組み込まれたロボットに出来ることは、本当に数少ない事だと思います。
もちろん介護負担が軽減されるという実例もありますが、入居者様の生活は24時間多種多様な物
となるんですよね。移乗介助が解決しても、他の視点は解決しないからやっぱり担い手が必要なんですよ。
声を大にして言いたい!!ロボットでは介護は完了しないです。人が結局必要です。
よって、人員配置基準の緩和には繋がりません。
ちょっと興奮してしまいましたが、申し訳ありません。(笑)
ありがとうございました。