【介護ブログ】 介護職員に向いている人?いいなと思う介護感?
皆様こんにちは。
millionchallengerです!!
今日は、【介護に向いている人】を題材に記事を書きたいと思います。
【介護の仕事をしている人のイメージとは?】
・優しい
・明るい
・真面目
・強い
みたいなところでしょうか?
「強い」は良く分かりませんが(笑)、悪いイメージはなさそうですよね??
基本はこんな感じなんじゃないかな?と思います。
私は自己分析がかなり苦手ですので、良いイメージを見つけるのが下手くそです。
ですが、「介護」とか、「老人ホーム」ってワードを聞くと温かみがイメージできます。
私が持つ介護感というのは、ずばり「優しさ」です。
「優しく接する。」、「優しく受ける」、「優しく触れる」
ということを大事に考えています。
もちろん仕事ですからね。利用者様への配慮は十分に意識して介護をしています。
ただ、「接客」というワードはあまり意識していないです。
利用者様=お客様という教えを私の法人では教育理念としていますので、
少しその理念からは離れてしまうのですが、「接客」となると利用者様の安らぎは保てないのかな?って
思うんです。利用者様からすれば、馴れ馴れしさが鬱陶しいと感じる方もいるのかもしれませんが、
常にお客様扱いも疲れてしまうのでは?と考えています。
だから馴れ馴れしさではなく、「接しやすさ」や「頼りがい」を意識して関わらせて頂いています。
認知症の高齢者の方も、身体障がいの高齢者の方も皆、同じように私を頼りやすくなるように
日々接しています。
これが、正解では無いだろうし、間違いでも無いと思うんです。
中には「絶対的にお客様として扱うべきだ!!」という方もいるでしょうし、
「介護職員も人間なんだからやってあげてる感覚でいいのよ!!」という方もいるかもしれません。
私はそれを別に否定はしませんが、自分の基礎としては認めません。
脱線しましたが本題に入ります。
介護に向いている人ってどんな人なの??
これは、私は【割り切れる人】だと思っています。
嫌な思い何かたくさんありますし、苦手と思うタイプの利用者様もたくさんいます。
ですが、同じ利用者様なので自分の信念に沿って対応させて頂きます。
そうすると溜まるのがストレスになるのですが、そのストレスをしっかり消化できる
人が向いている人だと思います。
これが出来ないと確実に介護職員としては「短命」です。すぐやめますね。
というか人間を嫌いにさえなる人も少なくありません。
そしてもう一つ。「してあげている」と思わない事。
介護職員に本当にありがちなのですが「~してあげている」という感覚。
これは、見返りや上から目線の代名詞です。この感覚があると、確実にいつか期待を裏切られ、
自己嫌悪や自暴自棄に陥ります。
何人も見ましたね。こういって辞めていく職員さん。
その度に、「仕事という割り切りが出来ないんだなぁ~。」と思ってしまいます。
介護職員も人間という考え方は大賛成ですね。ですが、だから感謝されて当たり前という
考え方はいただけません。
そして、「人間に興味を持てる人」というのが最大のポイントです。
心理学っぽい話になってしまいますが、なぜこういう発言をするのか?こういう行動をとるのか?
みたいな事を自問自答して深掘りするひとは、利用者様理解力が高くてすぐに人気者になっていきます。
やっぱり興味関心を人間そのものに持ってくる方は職員として強いですね。
因みに、認知症ケアの一つとして【ユマニチュード】という概念があるんです。
ユマニチュードとは??「人間らしさ」の意味??
フランス語で「人間らしさ」をさすユマニチュードという概念。
この考え方をモチーフに作られているケアが、認知症の患者様に大変有効という事なんです。
簡単に説明すると、話す目線や話し方、触り方やかかわり方を【大切に思っている】という
メッセージとして相手に伝わるように工夫する方法です。
精神的に影響を及ぼす「認知症」の患者様に対して、寄りそうためにはまず同じ人間として
関わること。声が届くように目線を変える。触れている温度に温かみが現れるようにすること。
プレッシャーを感じないように接する事。
こういった工夫を凝らしてケアに入っていくのが「ユマニチュード」というモノなんです。
今、かなり注目されていて、様々な現場で活用されているみたいです。
これから介護の世界に入る人、今介護の世界にいる人、それぞれですが
どなたも皆最初は誰かのため・自分のためだと思います。初心を忘れないということと、
人間が人間を支えているということ。
これが大事なんだなと思います。
ありがとうございました。