自信の無い日常blog

自信が持てない人生ですが、勝つ人生を願います。

♪介護サービスの選び方♪ 介護を知りたい方へ

皆様こんばんは。
昨日からだいぶあったかくなりましたね!!
過ごしやすい季節になってきました。

自粛 #Stay home は守りましょう!!


今日は、現役介護職員【9年選手】が教える、介護サービスの選び方についてご紹介します。

介護サービスって誰でも受けれるの?

そもそも、介護サービスにはたくさんの種類があり、その方に応じた介護サービスを提供してくれるようになっています。
誰でも受けれるというわけではなく、その方の状態に応じて受けれる内容が変わってきます。

介護保険制度って知ってる?

日本には、介護保険制度という制度が存在します。
介護保険は介護が必要な方に、その費用を給付してくれる保険です。

保険ですから、皆で保険料を負担して、必要な方に給付する仕組みになっています。どんな保険でもそうですが、給付を受けるには色々手続きをしなければなりませんし、受けられるかどうかの審査もあります。

制度の運営主体(保険者)は、全国の市町村と東京23区(以下市区町村)で、保険料と税金で運営されています。

サービスを受けるには原則1割の自己負担が必要です。ただし、前年度の所得に応じて、自己負担率が2割あるいは3割になります。

詳しくは下記のホームページをご覧ください。
kaigo.homes.co.jp

さぁ、この介護保険ですが実際何歳から支払いの義務が出てくるのでしょうか?

【40歳から64歳までの被保険者は、加入している保険と一緒に徴収される】

実は、40歳になったら介護保険料の徴収が始まるんです。
後に書いていきますが、この介護保険料を支払わないと、サービスをいざ受けたいときに、受けられない可能性があるためご注意ください。

介護サービスを受けるにはまず何をするの?

まずは、介護相談窓口であるお住いの地域の『介護保険課』・『高齢者福祉課』に相談が必要です。
上記の『課』の名前は市役所ごとに違うので、ホームページなどで調べてください。


この窓口で相談後、「要介護認定」を受ける必要があります。
むしろ、相談に対する回答は上記の認定の話となっていきます。ようするに、「この方には介護が必要だ」という認定がしっかりと必要ということ
ですね。

その認定というのが、実際に相談者の自宅に伺って、生活の不自由なことや体の心配事の要因などを調べていく「認定調査」というものになります。
この認定調査は簡単に言えば介護が必要な理由を正確に測るというものです。

要介護度は全部で5段階です。(5が一番上。重介護の意)この段階に応じて、負担する保険料が変わりますからテキトーな内容ではいけません。
実際に調査中に身体を動かしてもらったり、生活の動作を見させてもらったりもします。

もちろん、身体的な内容だけでなく、環境因子や認知症などの調査も行います。
短期記憶だったり、家庭内の環境もすべて調査対象となります。

献身的なサポートをしてもらえる家族や知人がいるのか?一人での生活に危険は伴っていないのか?など、総合的な判断を
最後に行って終了です。

↑↑認定調査の際に、本人様が普段以上の力を発揮してしまい、要介護認定が下りなかったというケースはたくさんあります。
普段通りでよいのですが、「頑張っちゃう♪」モードに入ると適切な認定が出来ないので、普段の様子を可能であればご家族に聞いたりしています。

ちなみに、認定調査に訪れる職員は市役所職員とは限りません。「認定調査員」という資格を持っている方なら、公務員だけでなくケアマネージャーや
地域の老人ホームの相談員などが対応するケースもあります。
誰が調査に来ても、もちろん結果は変わりませんので誤解しないようにしてください。


こうして調査が済み、要介護度が認定されてからがサービスを選ぶ時となります。

どんなサービスがあるの?

基本的に生活に関わる全般に補助サービスがあります。
入浴・食事・洗濯・掃除・買い物などなど。
医療的には、服薬や通院などもあります。
上記は訪問型サービスとなります。介護ヘルパーや訪問看護師が自宅に行き、サービスを提供します。

細かく区別されているサービスには「提供時間」が定められていますので、料金負担分のサービス提供時間となっています。

一人暮らしでないと受けれないの?

そんなことはありません。
ご家族と同居されている高齢者の方ももちろん対象です。ご家族が日中仕事に行っている間などに対応したりします。

ようするに、介護を受けたい方とその家族の生活が破綻しないためのサービス提供となっています。

それでも、介護サービスを受けだすと利用者様の介護度は上がっていきます。なぜなら利用者様=お客様という構図もあるためです。
過度な介護サービスを受け続けていると、自身で何もできなくなってしまいます。

怖がらせてしまうかもしれませんが、例えば70代の高齢者を1か月移動を車いすで対応するだけで、ほぼ歩けなくなってしまうのです。
「筋力低下」という恐ろしい力が災いします。

これと同じで、「サービス=楽する」という考え方で介護サービスを受けてしまうと、自分でも驚くくらいの機能低下を感じてしまいます。

ですから、『残存機能保持』というテーマで介護を考えていかなければなりません。
支えてもらいたいところや、やってもらいたいことを伝えるのはとても難しいことなのですが、サービスを利用する方はヘルパーさんや担当のケアマネージャーさんとよく話し合い、サービス利用を決める事が望ましい形となります。

最後に

訪問サービス提供者と、利用者の間にはトラブルが多いこともあります。
トラブルの理由は、提供者側の無責任さやあつかましさであたったり、利用者側のあまりに過度な要求など。

もし、その利用者様のご家族という立場でいらっしゃる方が、サービス提供者側に疑問を感じているならば、必ず疑問のままにせず納得するまで
提供者側と話し合ってください。それでもだめなら抜き打ちでサービス利用の様子を見てください。

自信のサービスに胸を張れるヘルパーは見られても問題ないですし、ご家族も安心してくれなければ意味がないことですから。

介護という業界が悪いイメージではなく、本当は明るくてやりがいしかないということを広めていきたいと思っています。

皆様も、ぜひ介護の世界を見てみてください。
また逢う日まで

にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護(個人)へ
にほんブログ村ブログランキング・にほんブログ村へ
PVアクセスランキング にほんブログ村