自信の無い日常blog

自信が持てない人生ですが、勝つ人生を願います。

【介護ブログ】 農福連携 ~ケアファームを学ぶ~

皆様こんにちは。

millionchallengerです。

私の働く施設にも、「インフルエンザ予防接種のおしらせ」が届きました。

毎年秋口恒例の予防接種の時期となりましたね。

なんか、昨年末に「ダイヤモンドクルーズ」のコロナ騒動があってから、

早いものでもう一年となろうとしているんですね。

あっという間だなぁ~。

さぁ、本日も【介護ブログ】をお届けします。

皆さんは【介護ファーム】という言葉をご存じですか?

介護ファームって何?

いわゆる農福連携。農業と福祉の連携事業となります。

認知症や、精神疾患の方や発達障がいの方に対して行うデイサービスの一種となります。

色々な利用者様が自然豊かな環境で1日を過ごし、充実した時間を過ごす事をコンセプトとしています。

ケアファームという考えが生まれたのは「オランダ」だそうです。

このオランダは、実は農業と福祉における取り組みが最先端の国だそうです。

日本でいうデイサービスとは、日中入浴や食事、機能訓練などを主に行うサービスをさします。

詳しくは下記をご覧ください。

www.million-challenger.com

ですが、この「ケアファーム」とは、文字通り農作業が主な活動スケジュールとなります。

家畜への餌やりや掃除。農作物の収穫や水やり。雑草を取ったりなどの活動がメインのようです。

ただ、一緒に活動するメンバーに高齢者だけでなく、子供から大人まで幅広くいるため

より多くのコミュニケーションをとることが期待できます。

社会からの孤独感や疎外感を解消すること、労働による気持ちよさからのストレスケアなど

様々な効果を発揮しているそうです。

とあるオランダのケアファームでは、6000羽の鶏と80頭の豚、100頭の牛・馬が飼育されていて、

野菜や果物など有機野菜の栽培がおこなわれているそうです。

そしてそのファームの利用者は120名の利用者がすでに参加しており、さらに待機利用者

大勢控えているとのこと。

介護スタッフや、専門的なスタッフはいるの??

はい。気になるところですよね。

そもそもケアファームの運営は、ちゃんと介護保険事業を組み込んでいるため、

専門的なスタッフがいなければ、介護報酬や助成金がもらえないため、しっかりと

スタッフが揃っているのです。

オランダという福祉先進国では、介護という分野をすごく重要視しており、

介護を受ける人だけでなく、介護を行う人への手当てがきちんと整備されているのです。

恐るべし、羨まし、オランダ!!

日本では発展しないのか??

我が国日本でケアファームを運営するとなると、様々な問題を克服しなければ

ならないですね。

そもそも、介護保険事業だけでなく、障がい福祉事業において人手不足が騒がれています。

施設に担い手がいない状態なので、農場運営に入れる介護職員はもっと少ないですよね。

国が全体的に後押ししている事業であれば、人手不足など問題にならないですから。

さらに、介護認識や障がい認識という面においても、日本はかなり遅れています。

農作業がたとえ単純作業であったとしても、それを高齢者や障がいを持つ方と

一緒にやるという経営者は今でも少ないと思います。

どちらかというと、日本の農場経営者もやっと機械化に進んできたような背景ですので、

そこに福祉を混ぜて経営していくというのはあまり気が進まないのではないかと思います。

助成金についても、今現状では存在しない制度ですから、今後十分な財政基盤が出来たときには、

日本初のケアファームの誕生もあるかもしれませんね。

ちなみに、愛媛県松山市では、「農福連携」を推進しているとのことです。

障がいのある方の経済的自立を目指して、自然栽培の普及活動を行っているようです。

ケアファーム、農福連携に興味がある方は下記をご覧ください。

fields.canpan.info

福祉の形も、日本という小さな視点だけでは発展出来ないようです。

国を跨ぎ、たくさんの人間の生活を知って発展を繰り返していくのですね。

福祉に幸あれ!!

ありがとうございました。


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