自信の無い日常blog

自信が持てない人生ですが、勝つ人生を願います。

堅物な往診医( ;∀;)

皆様おはようございます!!
millionchallengerです。。。( ゚Д゚)

梅雨入りでしょうか?湿気と暑さが比例してきた今日この頃です( ;∀;)

私の職場での体験談というか、現在進行形の問題をお話しさせていただきます。

私の働く老人ホームには、嘱託医の先生が毎週一回往診に来て入居者様の診察をしています。
入居者様が普段内服している内科系の薬のほとんどは、この嘱託医の方の処方となっています。

今の先生になってから、8年が経過していまして結構入居者様の中にも親しんで診察を受ける方がいらっしゃいました。

印象は正直怖い先生で、効率が悪かったり付きそう施設の看護師の説明が下手だったりすると、すぐ怒る先生って感じです。
というかとっつきにくい方です。。(笑)

この先生の対応に介護主任の私も立ち会ったり、直接やり取りをさせていただく事があったのですが、何度も怒られた経験が
ありました。

こういう印象ですのであまり関与したくなかったのですが、そんなイメージを払しょくする出来事があったのです。

6~7年前に在籍していたある入居者の方が年齢も90を超えて、老衰の診断が下った方がいました。施設生活おいても、まともに
食事も摂れず栄養補助などでなんとか繋いでいる状態でした。

食べれない食事に毎回立ち向かわせてしまうことも、本人様にとって負担と判断しご家族と何度も会議を行った結果、病院に入院させる
方向となりました。

無知な私もその頃は本人様の負担しか考えられず、入院に賛同していました。

無事入院が決まり、点滴加療がスタートしたのですが、ご家族様から施設にお問い合わせが来たのです。

問い合わせの内容は、「母が病院で手足を縛られているんです。点滴を外してしまうからという理由なのですが、私には面会に行くことが
耐えられなくて・・・。」というものでした。

きちんと治療方針も説明を受けていましたし、ご家族も拘束の同意はされていたのですが、あまりの光景にショックを覚えたみたいです。


私の施設は、ご家族も一緒にケアに介入して頂けるような方針でしたので、当時の管理者はご家族の話を聞いて退院と私の働く施設で
看取りが対応できないかすぐに検討会が開かれました。

看取り・・・看取りは、病状の改善が見込まれない方に対し、延命治療のような積極的な医療行為は行わず、慣れ親しんだ施設で、
      ご家族やスタッフなどの見送りにより、最期の時を迎えていただくケアです。

施設職員一同、満場一致で看取りの対応に賛成となりましたので、あとは看取りの最後に診断を下す嘱託医の先生の同意を頂くだけでした。
管理者、主任、看護師、ご家族、嘱託医で会議を行い、看取りケアの必要性をご本人様の気持ちを代弁するご家族様と一緒に先生に
話していきました。

私の印象は絡みづらくてすぐ怒る先生でしたので、難色を示すかな?って思ったのですが、以外にも二つ返事で快諾して下さいました。

先生から、ご家族含めご本人様のニーズに応えた施設と、ご本人様への思いを素直に伝えられるご家族様に対して敬意を払い、
いつでも急変時には駆けつけます。とおっしゃってくださいました。

私は、「え?こういう感じの人なの??」とびっくりしましたし、管理者もあっさり進んだことに驚いていました。

この会議から3か月後の朝8:30頃。私が夜勤明けで更衣介助を対応している中で、安らかに逝かれました。
先生に連絡すると、30分ほどで到着されて全ての対応をしてくださいました。

最後に私に、『人の死というのは決して後ろ向きなものだけでは無いからね。悲しい気持ちはもちろんだけど、この経験を次に活かすことが大事ですから、最後を看取る人にあなたを選んでくれた意味を振り返ってください。』と言葉を掛けてくださり、そのまま先生は帰って
いかれました。

それから、私の中で完全にイメージが神化された先生は、様々な医療ニーズに対して的確に対応してくださいました。
看取りケアもここから4回ほど行いました。

実は人間に対して一番真面目で熱い先生。表現の仕方が下手糞すぎて、誤解を受けてばかりですが本当に自分を成長させてくれる、
良い先生だと感じます。

今現在も私の施設に往診医として来てくださってますので、これからも宜しくお願い致します。

本日は雑記です。施設の嘱託医の先生紹介でした( ゚Д゚)
では、また逢う日まで

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