自信の無い日常blog

自信が持てない人生ですが、勝つ人生を願います。

ご家族との大事な時間

皆様こんにちは。
老人ホームで働いて10年目になります。
今、私の施設は信じられないくらいご家族からの電話ラッシュです。

面会に来たいが行けない、来れないご家族様から、『親の声が一度でいいから聞きたいです。』と切実に
訴えられます。
私には親がもういませんので、「声を聴く」という気持ちはよく分かります。
また、こういった介護施設や医療施設は、クラスター化を報道されていますので、ご家族からしたら「隠されているんじゃないか?」
のような不安に駆られる方もいるようです。


もちろん、電話での会話を希望のご家族様には対応させて頂くのですが、こうなると「親」である入居者様達はより
不安になります。
「声が元気なかった。」、「食べれていないんではないか?」、「お金が無いんじゃないか?」などさまざまに不安を口にしています。
こういった事から、私の施設では可能な限りの対応で、『テレビ電話』で対応させて頂くようになりました。

ご家族様によっては、テレビ電話が無い方もいますので、電話で安心して頂くしかないのですがこの『テレビ電話』が意外と活躍
しておりまして、入居者様・ご家族様から大変好評となりました。

ただ、施設にタブレットも一台しか購入できていないので、電話待ちという現象が起きるようになりました。(笑)

会えない不安、見えない不安が積み重なる今の状況が、早く終わってほしいと思います。

私の働く施設は県内でも1、2位を争う感染者数の市町村のため、厳戒態勢は余儀なくされてしまいます。

そのため、誕生日のお祝いや明るいニュースなど、施設では飽きさせない取り組みを日々日々考えて実施しております。

最近一番喜ばれたのは、桜の木を実際に施設内に持ってきて入居者様個人のお部屋でお花見が出来るよう演出したことです。
宅配でお茶菓子を揃え、一人ひとりに丁寧に演出させて頂きました。

入浴の際には入浴剤を使用して春の香りを演出~♪など、
急いで相撲の取り組みDVD大全集をネットで買い、貸出したりしています。

いつまで続くか分からない自粛厳戒態勢ですが、一つ一つのアイデアで何とか繋いでいけていると思います。
私の施設は、幸い未だ感染症状の出てる方が職員・入居者様共にいないので、何とかこのまま終息に向かってほしいです。

職員配置もお世辞にも多いとは言えないため、一人感染が出ただけでパニックです。
祈りが届いてほしいと思います。

↓入居者様から出た癒しの言葉です。
「(虫コナーズを持って)コロ助(コロナのこと)を跳ね返すぞー」
本当に笑わせて頂きました。

ありがとう(^^♪ 〇〇さん

皆様もどうかコロ助に負けないで下さい!!

では、また逢う日まで
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